続・てるてる日記

石井てる美です。ワタナベエンターテインメント所属のピン芸人。てるてるB面。

【番外編】徒然なるままに

ちょっとブログ書かない間にあっという間に日が流れていきますね。ついこの前まで新月だった月が満月に近づいています。気付けばもう11月も一週間も経ってしまいました。12月って忘年会やなんやでわちゃわちゃして非日常な月なので、通常活動ができるのが11月が最後だと考えると、今年は実質あと3週間で終わってしまう、みたいな感覚でいます、私。


さて、前回ブログを書いたのが10月29日で、TOEICの前日だったわけです。そして、10月30日(日)のTOEICですが、今回こそ満点を取りたいという思いが強すぎた結果、「ああ、間違っちゃいけないだー」と本番中に考えてすごく緊張してしまい、さらにリスニングで最初の方に聴き取れないところがあってテンパってしまい、その後崩れてしまいました。今まで何度もTOEICを受けてきましたが、試験中に焦ったり脂汗をかいたのは初めてでした。心配していた妄想や煩悩は今回は顔を出すことがなかったのですが、"緊張"という新キャラが初めて登場して、愚弄されました。ぎゃー結果が怖いよぅ。やっぱり難しいものですね。TOEICで満点を取る人というのは、何回受けても安定して満点を取れる人です。私のように数打ちゃ当たるのを狙っている人は、まだTOEIC満点には見合わないってことです。力の底上げが必要であります。めげずに頑張ります。

31日(月)には、先輩や後輩や同期のタレントさんや芸人が出ている舞台:ジャムカンレボリューションNo.2「タイムリミット(仮)」〜Une Temps limite〜 を観に行きました。舞台で生き生きしている人を見ると本当にパワーをもらえるものです。同期もみんなどんどん演技が上手になっていって、セリフだけでなく演技で笑いを取ってたのがすごいなー、置いてかれたなー、と思いました。もともと演技も上手なメンバーが出ていたのですが、さらに差をつけられた感がありました。追いかけるから待って〜!!

11月2日(水)は、先輩のマービンJrさん主催のライブ「エイリアンズ」でした。同じコントでも舞台を踏んだ数だけどんどんよくなっていくし、必ず新しい発見があります。10年前、大学受験のときの塾の先生の言葉を思い出しました。模試を何回か受けた方がいいのは、一つには、自分の力のレンジ(range:範囲)を知るためだと。「どんなに調子悪くても最低でもこれくらいは点が取れてこれくらいの位置にはつけられる」、逆に「うまくいくときは最高でこれくらいまで達することができる」、そんな"範囲"を知るためだと聞いて、なるほどぉ、と思ったものであります。お笑いライブはそれと同じです。同じネタの同じボケでも、「これくらい爆発するときもあれば、ややウケのときもある」とか、「このボケはどんな状況でもスベり知らずだ!」とかそんな"範囲"がだいたい肌で分かってきます。(お前にスベり知らずのボケなんてあるのか?というツッコミは無しで!ちなみに、あるけどね!!!笑) R-1も近づいているので、しばらくは新ネタ(というか新パッケージ)を考えるよりも、今のネタの精度を上げることに注力したいと思います。超おもしろ先輩のアンダーラインの井出さんにも、ネタを褒めていただいて、ちゃんと完成度を高めるようにと言ってもらえて、すごくモチベーション上がりました。芸人はやるべきことを見つけるまでが大変だけど、やることさえ決まったらあとは走るだけだぜ!!!

11月3日(木)には、大学の学部時代の同じ学科の友人であり、学科の9割が大学院に進学する中、お笑い事務所の社員になったU君と5年越しの再会。当時はほとんど話したことがなかったけど、私が芸人なったおかげで再会に至ったというのはなんとも不思議で面白かったです。そして、そのU君は高学歴漫才コンビ田畑藤本の藤本さんを連れてきてくれました。藤本さんは東大卒の初の芸人として有名な方で、もちろん私は自分が芸人になる前から存じ上げていて、前々からものすごくお会いしたかったので、本当に会うことができて嬉しかったです!!藤本さんはちょっとクールな方かと思っていたら、超気さくで、東大生というよりは芸人という感じでした。そりゃそっか!

11月6日(日)は、月に一回のワタナベエンターテインメントライブ(WEL)を見に行きました。行くと毎回思うのですが、勉強になるという以前に、力の差っぷりが如実になって愕然とします。今回も愕然としました。と、同時に「そんな中で自分は何ができるだろう」ということを考えます。いつも考えてはいることですが、あんな面白い先輩方に(さらに同期も後輩も面白い)、私が純粋に笑いの量だけで並ぶことは難しいというか、たとえ可能だとしても今後ものすごい時間がかかると思われます。自分には確実に劣っている部分がある、どう足掻いても敵いそうにない部分がある、と認識しています。そこを伸ばそうとする努力は必要ですが、それだけで勝負することは不毛です。ドラッカーさんが言うように、「人は得意なことでしか勝てない」ので、苦手分野でもがいても、それは消耗していく可能性が大きいのです。それを認めた上で、それでは、自分には何ができるのか(何もないかもしれないが爆)、「きっとあるに違いない、あるはずだ」という"希望"(ビジネス用語でいうところの"仮説")を持って、これからも考えていきたいと思います。めざせブルー・オーシャン!!笑



こういうこと書くから「マジメか!」という定番のツッコミをよくいただくのでしょう。ムフフ。