続・てるてる日記

石井てる美です。ワタナベエンターテインメント所属のピン芸人。てるてるB面。

「好き」という気持ち

最近「好き」という感情について考えていました。果たして「好き」とは感情なのかなんなのか、それもよく分からないのですが。ちなみに私のこの疑問をググると恋愛関係のことばかり出てくるのですが、私が知りたいのは恋愛も含まれるかもしれないけれど、「好き!」「楽しい!」「気づいたら没頭している」という現象についてです。


先日フィギュアスケートを見ながら考えていました。全日本選手権に出るくらいのトップレベルの選手たちは、子供の頃スケートリンクに行って「楽しい!」「やりたい!」と思ったことから始まって、それ以降は大変なことや苦労もたくさんあっただろうけど、まずはそういう「好き」という気持ちが原点にあって続けてきた方たちばかりだろうと思うのです。方や、子供の頃スケートリンクに連れて行かれても、特に心がときめくこともなく、その後の人生に何も影響を与えない一日として通り過ぎる人もたくさんいるでしょう。そして、また別の習い事だったり、遊びに夢中になったことでしょう。どちらがいいとかすごいということでもありません。


そして、自分に関して言えば、たとえば私は学生の頃から英語が大好きでした。中学校に入ってから勉強嫌いで怠け者の私が勉強の楽しさに気づいて、学校の勉強はしっかりやる、というようになったわけですが、中でも英語だけは自分の細胞がワクワクするような「好き」という感覚、勉強していてもどこまでものめり込めるような感覚がありました。この、英語が好きな感覚は今も変わりません。そしてたくさん勉強をしたおかげでいわゆる試験科目としての英語も得意になり、大学受験も乗り越えられたし、英語関連の資格も取れました。


他に私が好きなことといえばフィギュアスケート鑑賞。"なぜだか分からないけれど"大学生の頃はものすごく陶酔して夜な夜なずっと昔の動画を見続けていたものです。あとは字が書くことが大好きで、学生時代は書道教室に通って時間が忘れるくらい延々と書いていました。音楽を聴くこと、歌うこと、最近は前ほどじゃなくなってきたけど踊ること(10代の頃は家の畳が擦り切れるまで踊っていました)、あとは海外旅行や人と話すことなんかも大好きなことです。


まぁ私が何を好きかはさておき、ではなんで私が英語やフィギュアスケート鑑賞を好きなのか。この「好き」という感覚はどこから来ているのか考えました。私は4-6歳のときにカナダとアメリカに住んでいました。だから英語も好きだし、カナダに住んでいた5歳の頃はカナダでカルガリー五輪が開催されたこともあって、家族でよくフィギュアスケートを見ていたのです。よく、自分の本当に好きなことは子供の頃を思い出せばヒントがあるなどと言われるし、確かにこれだと私が好きなことの原点が幼少期の環境にありそうな気もします。しかし、私には姉と妹がいるのですが、二人が好きなものは全く違うものなのです。私ほどフィギュアスケートを好きな姉妹もいないし、妹に至っては日本の歴史オタクです。なので、結局この「好き」という気持ちはどこから来るのか、謎なのです。


で、いろいろ考えたのですが、結局もう「神様からのプレゼント」としか言いようが無いような気がするのです。私は英語が好きで、誰にも負けないくらい勉強もしたので、おかげで得意になりました。ではそれだけの勉強をした私が「偉かった」のでしょうか。そうとは限らないと思うのです。そもそもその"たくさんの努力"ができたのは「好き」という感情が勝手に芽生えてくれていたからであって、その感情を芽生えさせたのは私の努力ではないのです。気づいたら、私の意志とは関係なく、その気持ちがもうあったのです。自分は英語が好きだし、このご時世英語できたらいいのは言うまでもないので、英語勉強しておいて良かったなーと思うのですが、そもそもそこまでの努力が自然とできたのは、もとをたどれば私の意志とは関係ないところから始まっていて、ただただラッキーだったと思うのです。そういう意味では、何か「好き」という感情を持てることは幸運だし、神様からのプレゼントだし、後天的な環境とかそういうものを超越した何かで決められているとしか考えられません。先天的なもの、要するにご先祖様からの遺伝なのかもしれませんが、自分の意志とは無関係という意味で、もう天からのギフトとしか言いようがありません。好きな対象はあればあるほど人生楽しく豊かになることは間違いないので、そういう意味でも"プレゼント"とか"ギフト"という言葉がぴったりな気がします。


ちなみに、物心ついてから、自分の努力や意志で何かを意図的に「心から好き」「細胞レベルで好き」「ワクワクが止まらない」になれたことのある大人っているんでしょうか??いたら聞いてみたい。そういうことができる人も才能なんだろうと思うけど。そんなことができたら人生どれだけ楽しいんだろうと思う。好きじゃなくていいから「面白がる」ことは意志でできるから、そうやって新しいことに興味を持ったり、ということまでは私も想像できるんだけれども。


というわけで、「自分が好きなこと」を考えていたら「結局もう決まってるんじゃね?」みたいな結論に至りつつあります。もちろん人生でまだ出会っていない「それ」があって、出会った瞬間に猛烈に好きになるということもこの先あるでしょうが、そういう現象も自分のコントロールを超えているという意味で、もう決まっているような気がします。そういうものに出会うべく、まだ出会っていないけど自分が心から「これ」と思うものがどこかにあると信じて探し続ける努力は怠ってはいけないのですが。人生って宝探しですね。




最後は目元剛力彩芽さん風な私でお別れです爆



バーーーーーーーーイ!




-----告知だよ-----


毎週日曜日 21:00〜21:30 ラジオNIKKEI第1「シューカツHANGOUT!」
就職活動とインターンシップをメインテーマにした、メインパーソナリティーを務めさせていただく就活生応援ラジオ番組です!ホームページから番組へのメールもお待ちしています!次回は12月30(日)です!


毎週土曜日 22:30〜23:00 FM FUJI「みぃ子てる美のこんなのはじめて」
"カリスマライバー"のみぃ子さんとのラジオ番組!番組へのお便りはmite@fmfuji.jpまでお願いします!次回は1月5日(土)です!


2019年1月6日(日)「笑いの種」
開場13:40/開演14:00、場所:なかの芸能小劇場(地図)、チケット:600円


1月13日(日)「R-1ぐらんぷり二回戦対策バトル」
開場19:00/開演19:15、場所:新宿ハイジアV-1(地図)、チケット:前売り1,200円/当日1,300円


2月9日(土)「スケトーークvol.3 〜リンクが溶けるほどスケオタしたい〜」
田井れい花さん郄橋成美さんとのフィギュアスケートを語るトークライブです。
18:40開場/19:00開演(2時間予定)、場所:ラスタ池袋(豊島区東池袋1-28-4近代グループBLD.1号館)、チケット:2,000円(ドリンク代500円込み)、ご予約方法など追ってお知らせします。


<著書>
2018年1月10日発売。5年前の著書が文庫化されました。

2013年7月10日に発売された著書です。中国語バージョンもあります。


<ネタ動画>

「言いづらい『う◯こ』を英語っぽく言う」

「有田ジェネレーション」より「ヒラリークリントン」(9:25〜)

「有田ジェネレーション」より「ヒラリークリントンのヒラリーラップ」(0:00〜)

「言いづらいことを英語っぽく言う」

「セックスアンドザシティのサマンサが気になる日本史ワード」


<インタビュー掲載サイト>
●キャリアインタビューサイト『MY CHOICE』
●クリエイターと読者をつなぐサイト『cakes』
●20代の“はたらき”データベース『キャリアコンパス』前編 後編
●電子ブック楽天kobo『気になるあの人の読書生活』
●知的好奇心をくすぐる、大人の英語学習マガジン『Cheer up! English』前編 後編
●東大卒業生の総合サイト「東大の女性達へのインタビューコンテンツ」『王道ルートでなくても、チャレンジを!』
●NHK解説委員室ブログ「視点・論点『シリーズ・人生再出発 他人の目なんか気にするな』
●キャリアとビジネスのニュース・コラムサイト『リクナビNEXT JOURNAL』
ダイヤモンド社のビジネス情報サイト「あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか」著者津田久資氏との対談(上)(下)
朝日新聞デジタル『センター試験中鼻血どばーっ!お笑い芸人石井てる美さん』
●20代の“はたらき”データベース『キャリアコンパス』『元マッキンゼーのお笑い芸人・石井てる美の人生に影響を与えた3冊の本とは』
リクナビNEXTジャーナル『芸人・石井てる美 大切なのは、流されず自分自身を信じること』
●ハフィントンポスト日本版「ヒラリー芸人・石井てる美の人生を変えた外資系企業での挫折『今のピンチこそチャンス』」
外資就活ドットコム「マッキンゼーで学んだ『鈍感力』の大切さ〜コンサル出身のお笑い芸人・石井てる美が語る『超トップ企業の内実』」
毎日新聞「今年こそ」『キャリア捨て人生の主役に お笑い芸人・石井てる美』
アルク リレーコラム夢をかなえる英語『未知の世界への魔法の鍵 Vol.12 お笑い芸人 石井てる美』
日経新聞電子版 NIKKEI STYLE キャリアコラム「東大卒の『女芸人』就活生憧れの企業で学んだ挫折



にほんブログ村 英語ブログへ

にほんブログ村 お笑いブログへ